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まるで木で出来ている様な打放しコンクリート 浮づくり加工編

  • 萱沼 宏記
  • 2017年5月26日
  • 読了時間: 1分

深谷の家の打放しコンクリート塀工事がはじまりました。

今回は杉板型枠を使います。

この杉板型枠を使うとコンクリートに木の美しい木目が移ります。

一般的なパネコート型枠より高価なので、日頃なかなか採用出来ないのですが、今回は施主のたっての希望と言う事で実現しました。

「西伊豆の家」では杉板をそのまま型枠に使ったのですが、今回はより木目がハッキリ出る様に一手間加え、杉板を「浮づくり」にしました。

この浮づくり杉板を使って綺麗な木目が出てくれる事を期待して、コンクリートの打設を待ちます。

木の「木目」は樹木の生長の速度差によって生まれまたものです。

短期間に成長すると木の密度が低く、その逆に一定期間あまり成長しない時には密度が高くなります。

これが樹木の「年輪」になります。

夏に成長した「夏目」は柔らかいのでバーナーで熱すると炭化しやすくブラシでこすると「夏目」の部分だけが削れます。

冬の間ゆっくり成長した「冬目」が浮かび上がり木材の表面に木目の凹凸が出来上がります。(これを「浮づくり」と呼びます。)

適度な深さの凹凸になるまでこの工程を3回繰り返し、ようやく下の写真の深さの「浮づくり」になりました。

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